コーチングとティーチング

今回はコーチングについてお話ししてみたいと思うのですが、ただ説明するだけでなく「ティーチング」と比べつつコーチングについて述べてみます。
コーチングとティーチング、このどちらもマネジメントスタイルの一環です。
ただこれまでの歴史の関係もあって、従来は人の指導としてティーチングが行われていたのが、ここ数年はコーチングへと変化してきました。
これらの違いは以下のとおりです。

◆ティーチング
・・・命令・支持する方法での、いわゆる「強制型コミュニケーション」

例1・知らない人に対する知っている人からの指導・教育。
例2・知らない人に対する知っている人からのヘルプ。
例3・部下に対する上司からの上下関係による指導。
例4・複数の部下に対する上司からの一対多数による説明。
例5・上司が話をする。
例6・部下を監督・管理するという考えに基づく、上司主体のコミュニケーション。

◆コーチング
・・・質問する方法での、いわゆる「共生型コミュニケーション」

例1・質問することによって、相手の考えを読みとり望みの実現に向かう。
例2・前進を望む人に対するコーチからのサポート。
例3・前進を望む部下に対する上司からの協働関係による支援。
例4・部下一人一人に対する一対一での理解。
例5・部下に話を促す。
例6・部下の考えを引き出すという目的での、部下主体のコミュニケーション。

以上、ティーチングはコーチングとは対極に位置する、指導やコミュニケーションの方法といえます。
コーチング資格の取得を目指す方には、ぜひともこれらの違いを知っていてほしいものです。

女性向けコーチング資格

女性向けの講座・スクールで、「女性コーチングスクールwith」という名のところがあります。
こちらのスクールでコーチングを学ぶと、2種類のコーチング資格の取得が可能となり、さらにインストラクターの資格取得もできるようになります。
今回はそれらの資格のご紹介です。

◎ アドバンス認定コーチ ◎
専門的なコーチングについてのトレーニングを受けたこと、コーチとしてのスキルを一定レベル以上有していることを証明する資格です。
有料契約でパーソナルコーチを行える目安のひとつでもあります。
インストラクターコースに入門するにはこの資格が必要となります。

*受験資格
女性コーチングスクールwithのアドバンスコースを修了していること。

◎ マスター認定コーチ ◎
専門的なコーチングについてのトレーニングを受けたこと、コーチとしての上級的なスキルを有していること、後任コーチを指導する立場にあることを証明する資格です。

*受験資格
女性コーチングスクールwithのアドバンスコースを修了しており、アドバンス認定コーチの資格を取得していること。

◎ インストラクター認定コーチ ◎
専門的なコーチングについてのトレーニングを受けたこと、、コーチとしてのスキルを一定レベル以上有していること、後任コーチを指導する立場にあることを証明する資格です。
女性コーチングスクールwithが規定しているコーチングインストラクターに関する技能や学識を有していることがこの資格で証明され、このスクールの非常勤教員として活動する機会が与えられます。

コーチング資格の受験率

日本にふたつあるコーチングプログラムのうち、コーチトレーニングプログラム、いわゆる「CTP」は、認定コーチトレーニングプログラムとして日本で初めて認められたコーチングプログラムです。
このトレーニングプログラムにかかる期間は、最短では1年7カ月。
長い目でみると、受講の有効期間は3年あるので、全36課程をゆっくりと受けることも可能です。

このプログラムを修了すると、財団法人生涯学習開発財団のコーチング資格を受験することができるのですが、必要なのはCTP受講だけではありません。
CTPの受講と並行でもいいので、実際にクライアントにコーチングを行わなくてはなりません。
その経験がクライアント5名×3カ月以上必要となるのです。

ちなみに、財団法人生涯学習開発財団のコーチング資格の受験者数、および合格率は以下のとおり(2004年11月のデータです)

◆ 認定コーチ ◆
受験者数:1002名
合格率:60.5パーセント

◆ 認定プロフェッショナルコーチ ◆
受験者数:89名
合格率:57.8パーセント

◆ 認定マスターコーチ ◆
受験者数:28名
合格率:100パーセント

・・・このデータを見てみると、認定コーチの受験者数に対して、それより上級の資格の受験者数が格段に少なくなっていることが判ります。
しかし、最も上級のマスター資格になると、受験者数は少ないものの合格率はなんと100パーセント。
コーチング資格を得るのは決して簡単なことではないのでしょうが、努力さえすればいずれ必ず習得できる資格だとも考えることができるでしょう。

ただし、実際にコーチング資格を得た方の話によると、大変なのは資格を得るまでではなく、資格を得た後なのだとか。
コーチング資格受験のための費用も必要であり、またその後の資格更新のためにもいくらかの費用が必要となるためです。

コーチング資格について、3

コーチング資格を得るためには、そのための検定試験を受けなくてはなりません。
検定試験を受けるためには、一定量以上のコーチング経験がなくてはなりません。
そして、もちろんコーチングを行うためにはそれについてセミナーや講座で学ぶことが必要となります。
コーチング資格は一日にして成らず。
コーチング資格を得るまでには長い段階を経ていかなくてはならないのです。

それらを行うために、一番最初に知っておくべきことがあります。
あなたは、コーチングとは何かをご存知ですか?
資格を得ようと考えている方なら当然知っていることでしょうが、他人に間違って理解されることなく説明することができますか?
コーチング資格を得るということは、人を指導する立場となることです。
自らの行っていることを説明できなければ意味がありません。

以前にもお話ししたとおり、コーチングはスポーツ界に限った役割ではなく、またその種類も「メンタル」と「スキル」があります。
しかし、いちばん馴染みのあるのが、やはりスポーツにおけるコーチであり、それが分類されるスキルコーチング。

では、メンタルコーチングの例はどうなのかというと、ここで間違ってもカウンセリングやコンサルティングと同一に例えないよう注意してください。
カウンセリングは精神治療や癒しを目的としています。
コンサルティングは問題の解決策を考えるのが目的。
対し、コーチングは目標達成の手助けが目的です。
これらの手法にあまり違いはないと言われてはいますが、以上のように目的が大きく違っています。
もちろん、カウンセリングやコンサルティングにも専用の資格があり、コーチングの資格とは別物ですので、くれぐれも混同しないようご注意ください。

ICFとCTIのコーチング資格比較

日本で生み出されたコーチング資格は全て民間資格で、公的なものはありません。
それぞれ独自のトレーニングプログラムや発行基準がありますが、公的ではない限り正式なものとはいえないのが現状です。
民間のものとはいえ、コーチング資格を持っているということは、指導力やNLPの知識など認められたスキルを保持していることの確認にはなります。
しかし、本格的なプロコーチを目指しているならば、やはり国際的な資格を持っている方が有利でしょう。

国際的なコーチング資格といえば、前回までにご紹介した国際コーチ連盟(ICF)のものとコーチ養成機関であるCTIのものが挙げられます。
日本では、これまでにご紹介してきたこれら二つのコーチング資格取得のためのプログラムが、国際コーチ連盟認定プログラム(ACTP)の基準を満たしているのです。

では以上二つのコーチング資格にはどういった違いがあるのか、ご説明いたします。

まず、ICFと提携しているコーチ・トゥエンティワンですが、こちらのプログラムはビジネス思考が強い傾向にあります。
ビジネスにおけるNLPセミナーや研修でのコーチング(コーポレートコーチ)等を目指す方におすすめです。

次にCTIですが、こちらのプログラムの傾向は精神的な内容となっています。
ICFがビジネスにおけるコーチなら、こちらは個人におけるコーチといったところ。
自己啓発等のコーチングを目指す方におすすめなので、さらに詳しくNLPを学ぶとスキルアップにもなるのではないでしょうか。

もちろん、どちらか片方だけでなく、両方のコーチング資格を有していれば、プロコーチとして言うことありません。
ビジネスと個人の両方に応じたコーチングを施せるのであれば、それは誰もが認めるコーチングスキルであることは間違いないのですから。

CTIジャパンのコーチング資格

「CTI」とはアメリカのコーチ養成機関です。
この機関が発行しているコーチング資格でCPCC(Certified Professional Co-Active Coach)というものがあります。
これを取得するためにはCTIが行っているコーチングセミナーのうち、3つのコースを受講しなくてはなりません。
今回はそのコースについてご説明いたします。

◎ 基礎コース ◎

コーチングに関する基礎中の基礎を学ぶコースです。
プロコーチを目指していなくても、NLPを取り入れたコーチングというものに興味がある方なら誰でも受講可能となっています。
このコースの目的は、コーアクティブ・コーチングを学びそのスキルを身につけることです。
講義以上に体験に重点を置かれた内容となっているので、実践をとおして経験を積みながら学ぶことができます。

◎ 応用コース ◎

応用コースの内容は更にフルフィルメント、バランス、プロセス、インザボーンズの4コースに分けられており、上記の順番でそれぞれを受講することになります。
全ての受講にかける間隔は受講者それぞれの都合に合わせられますが、CTIが言うにはだいたい1カ月ほど間隔を空けるとよいとのこと。
それぞれのコースで学んだ内容をしっかりと実践し、身につけるためだそうです。
応用コースの受講対象となるのは、基礎コースの受講経験がある方となっています。

◎ 上級コース(プロフェッショナルコース) ◎

上級コースは旧名を資格コースといいます。
その名のとおりCPCC資格取得のためのコースで、こちらを受講・修了したのち、CTIの筆記・口頭試験に合格すると「認定資格CPCC」を授与されます。
上級コースの内容は、グループコール、スキルドリル、スーパービジョン、ウェブライブラリー、ホームワーク、そしてコーチング100時間です。
特徴として、これらを学ぶ際には主に電話や電子メールが使われます。

上級コースは、当然基礎コースと応用コースの受講経験があり、プロコーチを目指してコーチング資格取得を目指す方が対象となりますが、その第一歩となる基礎コースはコーチングに興味があるなら誰でも受講可能となっています。
コーチングに携わる者は、誰でも小さな興味が始まりです。
もしかしたら、今はこのサイトを見ていただけている方々も、ゆくゆくはプロコーチやNLPカウンセリングに携わる者として活躍されるのかもしれませんね。

コーチング資格について、2

前回に引き続き、コーチの仕事についてもう少しお話します。

コーチング資格を取得すると、一般企業にセミナーや研修の講師として重宝される他、特定企業で研修を担当したり、営業コンサルタントなどを目指すこともできます。
NLPや交流分析を行えるコーチなので、中にはNLPビジネスコンサルティングに携わっている方もいらっしゃいます。
業界に限りはありません。
コーチング資格を有しているならNLPを学ぶ経験があったはずですので、あらゆる業界で活躍することが可能です。
その中でも特筆してあげるなら教育業界でしょうか。
コーチの仕事そのものが人を指導することになるので、人を育てるといった意味では教育の場でも注目されているのです。

コーチングには大別してスキルコーチングとメンタルコーチングの二種類があります。
前者はスポーツのコーチに代表される、個人の能力を上げるためのもの。
こちらはコーチ自身のスキルさえ伴っていればよいのですが(もちろん指導力も必要ですが)、後者はそうはいきません。
メンタル(精神的)を扱うということは、人間のデリケートな心に触れるということです。
心理学的な知識や技術も必要となるため、NLP資格も有したコーチング資格保持者が増えて来ています。

コーチは大変重要な責任を有した仕事です。
そのため、コーチング資格を得るには多くの講座やセミナーを受講して、かつプロのコーチを受けたり、また自分自身がクライアントにコーチを施す経験も必要となります。
資格を得るまでの道のりは大変ですが、しかしその分やりがいのある仕事となるでしょう。

コーチング資格について

こんにちは、天川です。
今回は少々主旨を変えて、コーチング資格の活用の場・仕事についてお話ししたいと思います。

「コーチ」と聞いてまず最初に思い浮かべるのは、誰でも各種スポーツの指導者がそうなのではないでしょうか。
学生の頃に運動系の部活動をしていたという人なら特にそうでしょう。
コーチング資格でいうコーチとそれとはもちろん別モノですが、語源は同じです。
「コーチ(COACH)」とは馬車のこと。
目的地に導く馬車から、対象人物を目標へと導く人のことを指すようになりました。
そのため、コーチとはスポーツ関係の指導者には限りません。
現在ではビジネスや個人の自己啓発を支援するためのコーチングも多く開発されており、そのための資格も整備されているのです。

特に、ビジネスにおいてコーチング資格は重宝されています。
欧米では、新人研修やセミナーには企業にコーチング資格を持った者が雇われますし、日本においても多くの企業でプロコーチを頼りとしています。
各種セミナーでも起業家を対象としたものでは、コーチングの必要さは熱を入れて述べられているほどです。

コーチはただクライアントを指導するだけの役目ではありません。
仕事の進め方を教えるだけならば誰にだってできます。
コーチングが専門的なのは、NLPカウンセリングの手法や交流分析などを取り入れている点にあるでしょう。
心理学の点からクライアントを援助し、目標達成へと導く。
それがプロのコーチであり、その技術やスキルを認めるための材料となるのがコーチング資格なのです。

財団法人生涯学習開発財団のコーチング資格

コーチ・トゥエンティワンのCTPを受講して条件を満たすと、ICPのコーチング資格取得を目指せるだけでなく、生涯学習開発財団のコーチング資格の取得が可能となります。
こちらはCTPの受講生にのみ可能となっていますので、ICPと同時並行で挑戦すると一石二鳥です。
生涯学習開発財団のコーチング資格は全部で3種類。
それぞれ、受験条件と合わせてご紹介いたします。

◎ 認定コーチ ◎

*受験条件
1、CTPの8課程を履修。
2、5人以上のクライアントに3カ月4.5時間以上のコーチ経験有。
3、3カ月4.5時間以上のコーチング受講の経験有。

◎ 認定プロフェッショナルコーチ ◎

*受験条件
1、CTPの20課程を履修。
2、20人以上のクライアントに3カ月4.5時間以上のコーチ経験有。
3、3カ月4.5時間以上のコーチング受講の経験有。
4、認定コーチ資格有。

◎ 認定マスターコーチ ◎

*受験条件
1、CTPの31課程を履修。
2、50人以上のクライアントに3カ月4.5時間以上のコーチ経験有。
3、3カ月4.5時間以上のコーチング受講の経験有。
4、認定プロフェッショナルコーチ資格有。
5、CTPのクラスコーチとして50時間以上の経験有。

また、受験時期は2月・6月・10月と毎年3回ずつとなっています。
それぞれの受験条件から分かるとおり、どれもコーチングを学ぶこと、コーチをすること、コーチを受けることという各種のセミナー研修が必要となっています。
充分な経験を積んだうえで取得できる、確かな実力を伴ったコーチング資格といえるでしょう。

CTP認定修了試験とICFのコーチング資格

今回は、前回ご紹介したICFのコーチング資格を取得するために必要な、日本における過程のひとつ「CTP認定修了試験」について、詳しくご説明いたします。
こちらはICFのコーチング資格のうち「プロフェッショナル認定コーチ」を受けるために必要となりますので、日本から挑戦される方はどうぞご利用ください。

◎ CTP認定修了試験 ◎

*実施時期
毎年9月

*受験費用
31500円(税込み)

*修了条件
1、CTPオンラインクラスの31課程計126時間を履修。
2、ICFプロフェッショナル認定コーチのメンター、もしくはICFマスター認定コーチのメンターを6カ月以上受講。
3、コーチング実績が750時間以上有(記録提出)
4、コーチング・レビューを6セッション受講(内容・結果についての書類提出)
5、認定修了試験で70点以上取得(試験内容は筆記、口頭、テープ審査です)

また、「CTP認定修了試験」から「プロフェッショナル認定コーチ」の資格を取得までの流れは以下のとおりになります。

◎ プロフェッショナル認定コーチ ◎

*取得までの流れ
1、申請のための条件を満たして、CTP認定修了。
2、CTP認定修了試験を受験。
3、試験結果発表
4、CTP認定修了証を授与。
5、ICFへ申請
6、認定証発行

JCFの申請代行サービスを利用すると、上記のうちICFへの申請を行っていただくことになります。
コーチング資格の取得は、どれも一筋縄ではいかない決して簡単なものではありませんが、取得の暁にはコーチングスキルを存分に発揮することができます。
プロコーチを目指す方はぜひとも諦めずに頑張ってください。