ICFとCTIのコーチング資格比較

日本で生み出されたコーチング資格は全て民間資格で、公的なものはありません。
それぞれ独自のトレーニングプログラムや発行基準がありますが、公的ではない限り正式なものとはいえないのが現状です。
民間のものとはいえ、コーチング資格を持っているということは、指導力やNLPの知識など認められたスキルを保持していることの確認にはなります。
しかし、本格的なプロコーチを目指しているならば、やはり国際的な資格を持っている方が有利でしょう。

国際的なコーチング資格といえば、前回までにご紹介した国際コーチ連盟(ICF)のものとコーチ養成機関であるCTIのものが挙げられます。
日本では、これまでにご紹介してきたこれら二つのコーチング資格取得のためのプログラムが、国際コーチ連盟認定プログラム(ACTP)の基準を満たしているのです。

では以上二つのコーチング資格にはどういった違いがあるのか、ご説明いたします。

まず、ICFと提携しているコーチ・トゥエンティワンですが、こちらのプログラムはビジネス思考が強い傾向にあります。
ビジネスにおけるNLPセミナーや研修でのコーチング(コーポレートコーチ)等を目指す方におすすめです。

次にCTIですが、こちらのプログラムの傾向は精神的な内容となっています。
ICFがビジネスにおけるコーチなら、こちらは個人におけるコーチといったところ。
自己啓発等のコーチングを目指す方におすすめなので、さらに詳しくNLPを学ぶとスキルアップにもなるのではないでしょうか。

もちろん、どちらか片方だけでなく、両方のコーチング資格を有していれば、プロコーチとして言うことありません。
ビジネスと個人の両方に応じたコーチングを施せるのであれば、それは誰もが認めるコーチングスキルであることは間違いないのですから。

CTIジャパンのコーチング資格

「CTI」とはアメリカのコーチ養成機関です。
この機関が発行しているコーチング資格でCPCC(Certified Professional Co-Active Coach)というものがあります。
これを取得するためにはCTIが行っているコーチングセミナーのうち、3つのコースを受講しなくてはなりません。
今回はそのコースについてご説明いたします。

◎ 基礎コース ◎

コーチングに関する基礎中の基礎を学ぶコースです。
プロコーチを目指していなくても、NLPを取り入れたコーチングというものに興味がある方なら誰でも受講可能となっています。
このコースの目的は、コーアクティブ・コーチングを学びそのスキルを身につけることです。
講義以上に体験に重点を置かれた内容となっているので、実践をとおして経験を積みながら学ぶことができます。

◎ 応用コース ◎

応用コースの内容は更にフルフィルメント、バランス、プロセス、インザボーンズの4コースに分けられており、上記の順番でそれぞれを受講することになります。
全ての受講にかける間隔は受講者それぞれの都合に合わせられますが、CTIが言うにはだいたい1カ月ほど間隔を空けるとよいとのこと。
それぞれのコースで学んだ内容をしっかりと実践し、身につけるためだそうです。
応用コースの受講対象となるのは、基礎コースの受講経験がある方となっています。

◎ 上級コース(プロフェッショナルコース) ◎

上級コースは旧名を資格コースといいます。
その名のとおりCPCC資格取得のためのコースで、こちらを受講・修了したのち、CTIの筆記・口頭試験に合格すると「認定資格CPCC」を授与されます。
上級コースの内容は、グループコール、スキルドリル、スーパービジョン、ウェブライブラリー、ホームワーク、そしてコーチング100時間です。
特徴として、これらを学ぶ際には主に電話や電子メールが使われます。

上級コースは、当然基礎コースと応用コースの受講経験があり、プロコーチを目指してコーチング資格取得を目指す方が対象となりますが、その第一歩となる基礎コースはコーチングに興味があるなら誰でも受講可能となっています。
コーチングに携わる者は、誰でも小さな興味が始まりです。
もしかしたら、今はこのサイトを見ていただけている方々も、ゆくゆくはプロコーチやNLPカウンセリングに携わる者として活躍されるのかもしれませんね。