コーチに必要なもの

権威あるコーチングの資格は、これまでにご紹介してきたものを代表として幾つかあります。
どれも持っていれば活用するに足る資格ですし、肩書きとしても力の有る資格とも言えるでしょう。
名刺や履歴書などに「コーチング資格取得」とか「コーチングトレーナー」とか書いてあれば、少なからず尊敬の目を向けられるでしょうし、感心され、また重宝されるだろうと思います。

しかし、このような周囲から受ける視線は良くなったとしても、実際にコーチングを行うにあたって資格の有無はあまり関係がなくなります。
・・・いえ、資格を持っていなければ、コーチやトレーナーとして認められないこともあるので、その点では資格は有利と言えますが。

ですが、考えても見てください。
コーチングを行っているとき、それを受けている人にとって資格の詳細はあまり関係ないでしょう。
資格を持っているトレーナーだからこそ安心して受けられる、ということぐらいはあるかもしれませんが、それがどこが認定している資格で、どんな内容について勉強したのかといった詳細は問題がないのです。
あるとすればコーチングをどれほど適切に行えるかどうかですが、極端な話、もし資格を有していなくてもそれが可能でさえあれば良いのですからね。
受講者がコーチに求めているのは、コミュニケーション能力やNLPを知りつくして活用できる力であるはずです。

逆に言えば、例えコーチング資格を有していても適切なコーチングを行えなくては意味がないということです。
事務的な肩書きとして資格取得の事実はあっても、受講者が不満を感じるようではその人をコーチとして認めることはできないでしょうから。
とはいえ、コーチング資格を取得するためのステップの中には、知識を蓄えることはもちろんのこと、充分な経験も積めるよう実践も含まれていますが。

つまるところ、真にコーチングに必要なのは資格を有しているという肩書などではなく、肝心要の実践力だということです。
資格はあくまでも基準に過ぎません。
しかし、基準だからこそコーチング資格を有している人は充分な実践力を付ける必要があるとも考えられますね。